抜け毛が増えて頭髪が薄くなってきた時の対処方法

抜け毛が増えて、髪の毛が薄くなってしまうというのは大きな悩みになってしまいます。抜け毛が増える原因は様々で、男性ホルモンによるものやストレス、生活習慣の乱れ、食生活の乱れなどが挙げられます。薄くなってきたことを自覚した場合には、自分の抜け毛の原因を理解してそれに合わせて対処していくことで薄くなることを防げます。

抜け毛が起こる原因

抜け毛が増えて髪の毛が薄くなってきた場合には、いろいろな対処方法がありますが、対処をする前に薄くなる原因を知ることが、効果的な対処方法につながります。男性に特に多いのがAGA、男性型脱毛症という症状です。

思春期以降に発症する進行性の脱毛症のため放っておくと髪の毛はどんどん薄くなっていきます。AGAの初期症状は、額の生え際からM字型に少なっていくタイプ、頭頂部が薄くなり地肌が透けていくタイプ、両方から薄くなっていくタイプの3種類あります。

いずれのタイプも放っておくと頭部全てが禿げ上がってしまうため、しっかり対処していくことが重要となります。AGAの原因は一般的に遺伝や男性ホルモンだとされています。特に、大きいのが男性ホルモンの影響で、男性ホルモンのテストステロンは体毛の成長を促進させますが、毛根の毛母細胞で5αリダクターゼという酵素がジヒドロテストステロンという種類に変わります。

このジヒドロテストロンは毛根細胞を攻撃して萎縮させる働きがあり、これによってヘアサイクルが乱れ、毛の成長が止まったり早く抜け落ちてしまったりするのです。このような状態を改善するためには、男性ホルモンに対して対処していくことが必要になります。

早期に対処する理由

男性ホルモン以外にも、ストレスや食生活の乱れ、生活習慣の乱れなども抜け毛を悪化させる原因となってしまいます。そんな原因がわかったらなるべく早く対処することをオススメします。通常のヘアサイクルは「休止期」「成長期」「退行期」を繰り返していますが、AGAではジヒドロテストロンによってこのヘアサイクルが乱されてしまいます。

通常髪の毛の成長期は2〜6年程度で太く長く成長していきます。しかし、AGAになるとこの成長期が極端に短くなってしまい髪の毛が太く長く成長する前の数ヶ月〜1年程度で抜け落ちてしまうのです。このヘアサイクルの乱れは、期間が長くなれば長くなるほど髪の毛に影響していきます。

そのため、薄くなってきたと感じた場合には、すぐに対処しなければ発毛しにくい状態になってしまうのです。残りのヘアサイクルがあるうちにAGAを治療することによって、今ある髪の毛を維持することにつながり、治療によっては発毛させることができるようになります。

薄くなってきたことを見逃さないためには

薄毛にならないためには、初期症状を見逃さないということが重要です。しかし、鏡を毎日見ていても自分の薄毛というのは意外と見落としがちなため注意が必要となります。そんな薄くなってきたことを見逃さないための対処方法としては、まず定期的に画像を撮影しておくことがオススメです。

自分の感覚だけでは薄毛の進行度を見落としてしまうため、カメラなどでとっておくと客観的な視点で自分の髪の毛の状態を見ることができます。定期的に同じアングルで撮影すれば、変化がわかりやすく髪の毛の量などもわかりやすくなります。

また、スマートフォンのアプリの中には、毛の量の変化を測定するものもあるためそれらを利用することで、変化を数値として見ることが可能です。さらに、シャンプーの時に、抜け毛の状態をチェックするのも良いとされています。

個人差はありますが、一般的に人間は平均で1日59本程度は髪の毛が抜けるとされています。しかし、AGAになると1日で平均300本程度抜けると言われているのです。中でも、シャンプーの時に抜ける髪の毛が多い場合には注意することが必要になります。

その他にも、AGAを発症するとヘアサイクルが乱れ、成長期が短くなるため髪の毛が十分に育たなくなります。つまり、抜ける毛も短くて細いものも多くなっていくため、このような毛が混ざっている場合にも薄毛になる可能性が十分にあるということです。

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病院でできる対処方法

AGAの原因は男性ホルモンですので、治療するためには病院での治療が最適な改善方法となります。特に、よく行われている治療方法が、フィナステリドとミノキシジルという2種類の薬を使った薬物治療です。

フィナステリドはAGAの原因物質であるジヒドロテストロンを作る5αリダクターゼを阻害することによって、毛母細胞を萎縮させること自体を防ぐことができます。それに加えて、ミノキシジルを利用することで、発毛を促すことが可能です。

ミノキシジルは血管拡張作用のある薬で、血流の改善効果があります。血流を改善することによって毛母細胞などに栄養や酸素を行き渡らせやすくし、発毛を促すとされているのです。また、注射を使って髪の毛の成長を促す成長因子を直接頭皮に注入するという方法もあります。

ただし、このような内科的な治療は薄くなってきたという状態では効果的ですが、薄毛が進行して完全にハゲてしまったという場合には治療期間が長くなってしまいます。そんな時には、外科的な治療も可能です。これは、自毛を植毛するという方法で、男性ホルモンの影響を受けにくい後頭部や側頭部の髪の毛を薄くなった部分に移植する方法になります。

移植した毛は周りの毛と同じく白髪になり、自然な髪型を作ることが可能です。

自分でできる対処方法

薄くなってきたな、抜け毛が増えてきたなと感じた場合には、自分でケアして薄毛になりにくい体質作りをしていくことも重要です。例えば、ストレスや運動不足の他、酒、タバコを過剰に摂取している、脂質や糖質の多い食事をしている、朝にシャンプーをするなどの習慣が薄毛の悪化につながっていきます。

これを避けるためには、ストレスをなるべく解消するように心がけ、また、運動不足にならないように運動を意識して行うようにしましょう。特に、タバコや酒は血流を悪くしてしまい薄毛の原因につながります。タバコは禁煙をして、酒も過度に摂取しないように心がけましょう。

さらに、脂質や糖質の多い食事は頭皮環境を皮脂で悪化させます。そのため、脂質や糖質はなるべく減らすようにして、タンパク質やビタミン、ミネラルなど髪の毛に必要な栄養を意識して摂取することが大切です。

加えて、朝にシャンプーをすることは頭皮のダメージになるのでやめましょう。シャンプーは1日一回夜に、頭皮マッサージをしながら行うと血行を良くして抜け毛などを防げるようになります。

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